はい、これが「天竺」…の「表側」。
天竺というのは、編み物でいうところの「メリヤス編み」で編んだ生地のことです。
「メリヤス編み」というのは、表側は「表編み」ばーっかり、裏側は「裏編み」ばーっかり並んでいる編み方です。
上の写真は表側なので「表編み」です。
矢印のような編み目が並んでますね。
では、「裏側」を見てみましょう。
はい、これが裏側です。
ぽこぽこした波のような編み目が並んでますね。
これが「裏編み」です。
裏側にひっくり返してみて、この編み目が見えたら「天竺」です。
この「天竺」というニット地が、既製品では一番多く使われているように思います。
試しにお手持ちのニット製品の「裏側」を見てみてください。
あなたのお家にもきっと「天竺」がたくさんありますよ♪
で、編み物をされる方はお分かりだと思うんですが、この「メリヤス編み」というのは、とにかく端っこが表側にまるまちゃうんです。
なので、まるまっちゃうのを指で押さえながらミシンをかけなければならず、ちょっと縫いにくいです。
だから初心者さんにはあまりお勧めしません。
「あ、この生地柄がかわいいっ!」と思ったら天竺だったなんてことはよくあるんですけどね^^;
慣れてくると大丈夫ですから、是非トライしてみましょう。
家庭用ミシンでのニット地の縫い方については、追々書いていくつもりです。
150Lサイズ | 160Lサイズ | |
ウエスト | 96 | 100 |
ウエストゴム上り | 74 | 78 |
ヒップ | 102 | 106 |
股上 | 27.5 | 28.5 |
股下 | 60 | 63 |
裾幅 | 24 | 25 |
こんなおしゃれな生地が余ってたので、これを裏地に使いましょう。
このくらいの小物は型紙なんか作らずに、こうやっていきなり生地を測って切ってしまいます。
写真はアクリルのやわらかい方眼定規 を当てて、楕円の周の1/4を測っているところです。
この定規はこんな風に、曲線を測るときにもとっても便利に使えるのでおススメです。
この「楕円周」が側生地の底辺と同じなるようにすれば、ぴったりと縫い合わさって「バケツ型」になるはずです。
が、実はちょっとここでアクシデントがありまして。。。
底のパーツを取るだけの生地がありませんでした。
なので、写真のように真ん中ではぎ合わせてから裁断。
こうやって、臨機応変に余り布なんかを使えるのがハンドメイドのいいところです。
ということで、続きはまた次回。
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小物は型紙無しでも作れますが、こちらは型紙が命。
実物大、縫い代付き、そしてなんと切り抜き済みの型紙がセットになっています。 ↓↓↓
端をジグザグで処理して、全てのパーツのつなぎ目の脇に二本の飾りステッチをかけます。
今日はついでに縫い目の説明をしちゃいます。
ここまでの説明で、「『飾りステッチ』って何?」と思われた方、上の写真のように、表から敢えて目立つ糸でアクセント的に縫うのが「飾りステッチ」です。
今回のように飾り以外にあまり意味のない場合もありますが、時にはポケットなどを縫い付けると同時に飾りにもしちゃうという場合もあります。
あと、補強しながら飾りにもしちゃうということもあります。
具体的な例はそのうちご紹介できると思います。
ちなみに、表から見えない縫い目を「地縫い」と言います。
これはパーツ同士を縫い合わせるために生地を「中表」にして縫うので、表からは写真のように「つなぎ目」しか見えません。
本当に機能一辺倒の縫い目です。
表から見えないので、多少糸調子が悪かったり、縫い目が曲がったりしてもそんなに分かりません。
なので、「まっすぐ、平行に縫うのがどうも苦手だわ」という方は、「飾りステッチ」を使わないほうがいいかもしれませんね。
メルマガなどでは何度か書きましたが、「ノッチ」というのは、「合印」のことで、縫い合わせるときにこの印同士を合わせるとぴたっと仕上がって気分がいいです。
昔のホームソーイングでは、チャコなどで印しつけしてましたけど、このようにはさみで切り込みを入れる方がカンタンだし、消えないので見やすいですよね。
これってもともとはアパレル業界で使われていたようなんですが、便利なので私はどんどん使っちゃいます。
で、その「ノッチ」を合わせながらこのように組み立てて縫っていきます。
アクセントになるように、パーツのつなぎ目には「飾りステッチ」を入れました。
飾りステッチは地縫いに使う糸より太い糸を使ったほうがきれいです。
「ジーンズステッチ糸 」という通常の厚地用より太い20番の糸が売られていますので、デニムにはこれがおススメです。
裏から見ると、こんな感じです。
私はあくまで「家庭用ミシン」にこだわるので、端の始末はこのようにジグザグミシンです。
これがいやだとおっしゃる方もいらっしゃるんですが、私は縫い代の幅がきっちりそろっていて、ジグザグも規則正しく地縫いに平行であれば、家庭用ミシンなりの秩序というか、調和というか、そういうものが感じられて好きなんです。
きちんと作ってあるという感じでしょうか。
「手作り」のいい味になると思います。
裏なので見えませんけどね^^;
ということで、続きはまた次回⇒
特にポケットは驚きました。